龍馬伝展行ったぜよ

4日、江戸東京博物館の「龍馬伝」展を見てきました。
龍馬伝』が好きで行っただけで、幕末の歴史にはとんと疎いもんで、たいした感想は書けないけど……。

展示品の多くを占めるのが、龍馬をはじめとする志士たちが残した書簡。
それらの解説を読む限り、どうやら龍馬はドラマの龍馬像と同様に、大きな志を持ち、高い実行力を発揮し、それでいて面白かったり無邪気だったりもして。
こりゃーモテるよなあ……と思うたがです。
現代的に言うと、仕事ができるし一緒にいて楽しい人、みたいな。

龍馬が愛した女性たちのその後も三者三様で、そこも面白かった。
生涯独身を貫いた千葉佐那の一途な感じとは対照的に、龍馬の死後、龍馬からの手紙を全て焼き捨てたという妻のお龍はさばさばしてそうな感じ。
でも、そんなお龍も、龍馬からの贈り物である(と言われている)帯留めだけは手元に残していたそうで。
その帯留めが最後を飾る展示品なのがドラマチックだった。

ほかにも印象深いものが色々とあって、ざっと書くと、龍馬が兄から譲り受けた刀「吉行」(心惹かれる立派な刀身)だとか、大政奉還が行われた二条城の襖絵(歴史的瞬間のその場にこれが!)やら、龍馬が描いた下関の海戦図(興奮が伝わってくる)、それから勝海舟の望遠鏡とか日記(龍馬がなんか熱く語ってたけど内容は稚拙やなー、的なことが書いてある)とか。
実物大で再現された近江屋の一室はかなり手狭な感じ。

自分ももっと日々見識を高めなきゃなあ、とも思った。
龍馬が暗殺されたのは33歳で、それ以前にあれだけ立派な書簡を書いているわけで……そりゃ、かなうわけがないんだけどさ、それにしてもちょっとはさ。


ところで、会場は平日にもかかわらず結構混雑していて、ドラマの人気の高さを窺い知りました。中高年の方が多かったけど、若い男女の姿もあって、世代を超えて親しまれている様子。

本当は常設展も見たかったけど、時間が足りなくて見られなかったのが心残り。
買い損ねたお土産もあるし、あと1回くらいは行きたいなー。

江戸東京博物館