うおーりぃー

今夜はディズニー・ピクサー作品『WALL・E』のDVDを鑑賞。

人類が捨て去ったゴミだらけの地球でひとり、ゴミ処理を続ける主人公のロボット・ウォーリー。なぜかウォーリーになついて、友達のように振る舞う一匹の虫(!)。そんな中、突然地球に降りてきた最新ロボット・イヴがヒロイン。

ウォーリーもイヴも言葉をほとんど発しないから、序盤は三者の動きと、天候などの環境と、劇中で再生される動画などのモノだけでストーリーが語られます。
ウォーリーは動物キャラみたいに愛らしくてユーモラス。そのキャラクター作りはすばらしい。ただ世界があまりに無機的なので、楽しい一方でちょっとだけ辛い。
舞台が宇宙に移ってからは、登場ロボットが増え、いよいよ生身の人間も登場して、だんだんとドラマチックな展開になってゆきます。

詳しくは言わないけど、機械に頼りっきりの未来の人間の退化っぷりがものすごくて面白かった。
それから、子供にも大人にも楽しめるように作られるのがディズニーアニメ。今作では、子供には分からなそうな小ネタがちょくちょく入ってます。
ウォーリーが地球で家(?)に集めている“宝物”が妙にレトロだったり、トラクタービーム(SF用語)が変則的な使われ方をしていたり、ある劇的なシーンでは『2001年宇宙の旅』のオープニング曲のフレーズが流れたり。

結末はやはり素直なハッピーエンドで、楽な気持ちで楽しめました。趣向を凝らしたスタッフロールも見物。
(五つ星独断評価:☆☆☆☆)
分からない小ネタがあっても普通に楽しめる筈。ただ、コンピューターに馴染みのない世代には分かりにくいのかも……一緒にいた母、途中で寝てたから。


レビュー記事を読むと、音楽だけでなくストーリーにも『2001年宇宙の旅』へのオマージュが含まれているのだとか。
一度は見ておくべきかなー?
あと、ウォーリーの起動音はMacと一緒らしい。確かめたい……。