ローカルルールができる場所

金曜ロードショー『ヴィレッジ』を、時々テレビの前から離れつつも断片的に鑑賞。
シャマラン監督の一つ前の作品『サイン』に似た雰囲気。
案の定すっきりしない結末だったなぁ……。

見ていないシーンもあるし、話の筋については置いておくとして。
村人のやり取りを見ながら、頭には「閉鎖性」「ムラ社会」「因習」といったキーワードが浮かんでいました。
当人達にとっては当たり前、だけど客観的に見ると一見奇妙な決まり事や価値観――といったものがリアルに描かれてたんだけど、閉鎖性の強い人間関係の中では、良くも悪くもそういったものが生まれるものなんだろうな。
閉ざされた土地に限らず、家族、会社、役所、国といったあらゆる組織で。

「我が家だけの変なルール」みたいなネタがよくあるのも、
この「近しい間柄の人との間には新ルールが生まれる」という人の本質が存在するからなのかも。
付き合っている相手との間でだけ意味が通じる、二人だけの言葉が生まれたりとかさ。

ちなみに我が家では、かれこれ15年以上、バスタブの掃除当番を
若干オリジナルなルールの入ったトランプゲームで決めることになってます。
途中でテレビから離れたのは、今日はトランプに負けたからなんよ……。