USJ体験記(大阪旅行記・1日目)

さすがに年内には書いておかねば……と、年賀状ばりに重い腰を上げての大阪旅行記です。
大阪に母と遊びに行ったのは、先々週の土日のこと。
母が以前社員旅行で行ったUSJに心残りがあり、もう一度行きたいと思っていたんだそうで、飛行機に慣れている僕が同行することになったんです。

まだ外が暗い朝5時過ぎに家を出て、福岡空港から大阪国際空港伊丹空港)まで1時間強のフライト。
近距離のフライトなので、東京行きで乗り慣れたものより一回り小さい飛行機でした。
空港からはリムジンバスでUSJまで直行です。


バス乗り場で時計に歓迎された。


でもって到着! 予報が外れて、天気に恵まれました。

チケットブースに並んで、入場チケットの引き換えとともに「ブックレット7(指定のアトラクション7つに優先的に入れる有料パス)」を購入。
重たくてかさばる着替えのバッグはコインロッカーへ。

入場ゲートに近付くと、クリスマス的な音楽、楽しげな景観、賑わう人々、頭上からは定期的にジェットコースターの「ゴーー」という音と「きゃーー」という悲鳴が同時に聞こえてくる(笑)という、まさにテーマパークな雰囲気!
ゲームファン的に言うと、『FFVII』のゴールドソーサーみたいな。

「きゃーー」の発信源である「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」は見るからに無理、ということで二人の意見が一致。
というわけで、まずは「シュレック 4-D アドベンチャー」へ。
立体映像と、動く座席と、シュレックらしいジョークの効いたギミックの組み合わせ。
実は、座席が動くアトラクションは子供の頃から体質的に(?)苦手なのだけど、これはまあまあ問題なく楽しめました(ちょっとだけきつかったけど)。

外に出た頃にちょうど「サンタのトイ・パーティ」に出くわして、しばし観覧。

歩く雪だるま達、踊るサンタガール達、そしてフィナーレの紙吹雪が印象的でした。
(どれも写ってない写真を選んでしまった……)

冷たい風が吹いてきて、寒さから逃げるようにして入ったのが「ターミネーター2:3-D」。
映画の登場人物とは何ら関係ない筈なのに、キャラ立ちまくり&客いじり慣れまくりの謎キャラ「綾小路麗華」様がお出迎え。
本編のほうは生の役者さんの演技と映画ばりの3D映像が合わさった形で、臨場感があって面白かったです。

ここで軽く昼食を取って一休み。
食べてすぐ激しいアトラクションに乗るのはある意味において危険なので、たいしたことない、と経験者の母が語る「バックドラフト」へ。
ブックレット7の対象外だったので、普通に列に並ぶことに。
たまたま入った一番右側の列が、そのままアトラクション内の最前列に繋がっていてラッキーでした。
内容は映画『バックドラフト』のメイキング映像のようなものが中心。
母の言うとおり、終始見て回るだけで安心……と油断していたら、最後に意外なスリルが! あれはびっくりだ。


ここまでのアトラクションはぜんぶ平気だったので、下調べの段階では一番避けたいと思っていた「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」に思い切って挑戦。

これが失敗だった……。

デロリアン号が後方に揺れ始めた瞬間、「あ、これはダメだ」と直感。
とても映像を見てはいられず、終始目を閉じて揺れに耐えるばかり。
外に出たあとで本格的に気分が悪くなってしまい、30分くらい動けませんでした。
頭ぐらぐら、お茶もほとんど喉を通らず、おまけに外の風が冷たかった……(涙)

ちなみに、乗り物酔いしない母は全く平気。
家族でも体質って違うもんやね。


なんとか歩けるようになったので、「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」の落下地点のあたりまで移動。
断続的に滝から落ちてくる人々の姿を気分転換に眺めながらもう一休み。

その後、少し早い時間だったけれど、お目当ての一つにしていた「ウォーターワールド」の行列に並びはじめました。
長い待ち時間のひまつぶしに、ちょっと人間観察。
生足なのに、寒そうな素振りが一切ない女子。
友達にmixiのことを説明している女性。
携帯でブログを読んでるっぽい女性。
……あれ、これじゃまるで女の人ばっか見てるみたいじゃん(汗)
ともかく、この時にはだいぶ体調が回復して、周りを眺める余裕が出てました。

前説〜本編の最初のほうまでは、観客もショーに参加する形式。
ふつうならマナー違反の、親指を下に向けるブーイングのジェスチャーを堂々とできる希少な機会だった(笑)
スタント的なアクションあり、笑いあり、派手めの仕掛けありの楽しいショーでした。


桜塚やっくん的な口調での前説。

水濡れ注意なこのアトラクションですが、僕らは会場の後ろ半分側の座席に座ったので、霧の噴射に1回包まれただけで、ほぼ濡れずに済みました。
ところが、一番濡れる&直接水をかけられる最前列の中央に、なぜか完全に無防備な状態で座っている女性がいて……。
前説さんから「なんで(水よけに売られている)ポンチョ被ってないのー!」と突っ込まれたり、濡れた髪を優しくかき分けてもらったりと(笑)格好の笑いのネタに。
あれはあれで楽しいポジションかも。夏場なら。


すっかり元気になったところで、さっきしばらくゴール地点を眺めていた「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」に挑戦。
ライドはゆっくりと進み、やがて最後の落下地点へ。
体が浮き上がり、後頭部を引っ張られるような感覚に、思わず悲鳴を上げていました。

「きゃーーーーーーーーーーー!!」

……うん、薄れる意識の中、生まれて初めて「きゃー」っていう悲鳴を上げた気がするんだよ……。

地面に叩きつけられる感覚と同時に、空気の感覚の変化で外に出たことを感じて、その瞬間、ライドは水の上に突入していました。
ざばーー。一瞬の間を置いて、頭上からざばあーー。うわー。
隣の席にいた母は、ポンチョのフードが風圧でめくれたらしく、直で水をかぶってました。
そんな恐怖と間抜けさの落差に、もう笑うしかないって感じで。この日最高の愉快さ。
落下中に撮られた写真が販売されていたので、ノリで買っちゃいました。


この時点で、ブックレット7は残り3枚。
気分的にはもう1つくらいは行けそうな感じだったけど、このあと母が大阪の友人と会う約束をしていたため、タイムアップ。
夜景へと姿を変えた街並みの中を、お土産を買いながらゲートまで戻りました。


夜の光景もまた魅力的。


お気に入りの1枚。


大阪駅で母の友人と待ち合わせて、中華料理店で少しご馳走になり(疲れすぎていて食欲がなかったけど、味は美味しかった)、タクシーでホテルへ移動。
部屋の液晶テレビで土曜ワイド劇場を見ながら、コンビニのおにぎり(食欲回復)と栄養ドリンクと、持参したチョコで手早く栄養補給。
荷物の整理や入浴をてきぱきと済ませて、眠くなるまでiPodを聴いていました。
そんな初日の大阪の夜でした。

2日目につづく。