読書の夏

新潮文庫かもめのジョナサン』をゆうべ布団の上で読了。

食べることよりも飛ぶことのほうが大切、と
独り群れを離れて練習に没頭するジョナサン・リヴィングストンに、いつかの自分の姿が重なって感情移入。
ジョナサンの行く末が気になり、ページをめくる手が進みました。
最終的にジョナサンが辿り着く境地は、生身の人間が真似できるものではなかったけれど
晴れ晴れとした気持ちで読み終えることができました。面白かった。
精神論の要素が色濃いファンタジー物語です。

1970年代に各国でベストセラーとなった本書ですが、訳文の違和感は皆無。
この物語が潜在的に持つある側面に、「強い抵抗を抱きながらも全力をあげて」翻訳したという
五木寛之氏による解説もまた一読の価値があります。
(お、なんか普段よりブックレビューっぽい?)


新潮文庫の100冊、あと1冊は新訳の「星の王子さま」を買ってあります。
大人のためのファンタジーつながり?
それより先に、先日買ったジョナサン・ケイナーの「宇宙にお願い」を
ジョナサンつながりで(笑)先に読むかもです。