インドア流の秋

よしもとばなな著「王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―」を読了。
短い物語の中に、心に残る言葉や、絶妙な描写の数々がぎゅっと詰まっていて、
久しぶりに先のページが気になって眠れなくなりました。
活字を追うことが純粋に楽しかった。

……実はこれ、発売当時(=2002年)に母が買って読んでいた本で、
少しだけ気になってキープしておいたのを今ごろになって開いてみたんです。
まさかここまで自分も楽しめる本だったとは。

で、続刊は自分で買って読もう、もう何冊か文庫になってるよね?
そう思ってAmazonで探したら、残り2巻ともハードカバー版しか出てなかったよ……なんてこと。
まぁ、装丁が綺麗だし、薄い分そこまで高くないから、買う価値は十分あると思うけどー。
いつか3冊まとめて文庫化、とかするのかな。

あと、ハチクロの原作本も読んでます。
2巻で三度涙ぐみ、うち一回は思わず落涙……(←母子ものに弱いらしい)。
楳図かずおタッチの真山に一吹き出し

それにしても、よしもとばななといい、ハチクロといい、
最近読んでるものはやけに女子っぽくないか……(汗)